�@ボーイスカウトは何歳から入隊できるのですか、また途中でも入隊できますか？

小学校から大学までの教育制度にステップがあるように、ボーイスカウトも年代別に５つの部門から成り立っています。また、入隊時期に関しては、すべての部門とも途中からでも入隊できます。

ビーバースカウト	：小学校1年の4月から
カブスカウト	：小学校3年の4月から
ボーイスカウト	：小学校6年の4月から
べンチャースカウト	：高校生
ローバースカウト	：18歳以上

�A保護者の参加協力が必要だと聞きましたが、仕事が忙しくてお手伝いできません。大丈夫でしょうか？

主にビーバースカウトとカブスカウト年代には保護者の参加の場が多いと思います。保護者の参加・お手伝いは集会の場だけではありません、ご家庭で少し空いた時間があれば協力できることもたくさんあります。指導者や保護者の方々みんなで助け合って活動していますので団や隊の指導者に相談してみてください。

�B他にも習い事をしておりますが、両立は可能でしょうか？

ボーイスカウトの活動は、土曜や休日の数時間程度。子供たちの余暇時間を利用して遊びながら学ぶわけですから、習い事や勉強のさまたげになる心配はありません。むしろ、集中力、自主性、自立心が養われ、普段の勉強にも、きっとよい効果が現れるでしょう。実際に、スカウト活動を続けながら進学したスカウトたちの多くは、異口同音に｢スカウト活動は、受験勉強中に頭をリラックスさせるのに役立った」と言っています

�Cボランティアやキャンプをする団体のイメージがあるのですが、どのような事をするのでしょうか？

部門（年代）によって異なりますが基本的には野外活動を中心に、幅広くいろいろなことを学びます。野外活動を通して、自然を学び大切さを知り、友情や協調性の心を育てる事が主な活動です。ビーバー隊やカブ隊の集会では工作やゲーム、ソング、劇などの活動。またボーイ隊になるとキャンプ生活の基本を学びます。ベンチャー隊やローバー隊は国際的な感覚を身につけ、自分で考え、自分で行動し、自らに責任を持てる人になるように、高度な体験を自ら計画し、実行するトレーニングをします。

�D学校では色々と問題を起こしておりますが、参加出来ますでしょうか？

ボーイスカウト活動はいろいろな方が参加して成り立っています。カブスカウト年代では4〜6人の組に子どもたちのお兄さんやお姉さん役のデンコーチ、お父さんお母さん役のデンリーダー、副長、隊長と大家族の中で活動しています。また、組には組長・次長という役割がありリーダーシップやフォローシップを知らないうちに学んでいます。そのような形態の中で、お子様が徐々にいい方向に行くように指導しいていますので指導者にご相談ください。

�E制服、隊費等、色々とお金がかかると思うのですが、どのくらいかかりますか？

営利目的ではありませんので費用は最低限で済みます。団によって費用は若干異なりますが習い事や塾に比べてはるかに安いのです。なぜなら、指導者が無報酬で奉仕しているからです。その上、スカウトは｢質素｣を基本とし、贅沢や無駄使いをしないように努めています。制服や持ち物も最初から全部揃える必要はありません。先輩スカウトの制服をストックして、後輩スカウトのために有効利用していただける時もありますのでお尋ねください。

�F指導者はどのような人ですか？

子どもが大好きな人たちが無報酬で指導しています。その多くは様々な職業の方、スカウト運動に理解のある方、保護者の方、ボーイスカウトの経験者が指導者になっています。共通な事は、子どもたちが大好きで子どもたちの成長に期待している方々です。スカウト活動の趣旨に賛同される方は簡単な講習会を受けて指導者になる事ができます。

�Gボーイスカウトの教育法はどのようなものですか？

子供たちの個性と成長を充分考えた制度です。ボーイスカウトは、班制度と進歩制度という独特な教育制度から成り立っています。班制度は、小さな班（グループ）での活動を通じて、協力心と責任感を養います。進歩制度は、いろいろな項目を成し遂げることによって上級のスカウトにすすんでゆく「進級章」と、社会や自分に役立つ　いろいろな技能を修得することによって自己啓発をはかる「技能章」があり、子供の個性や心身の発育を充分考慮した教育法といえます。

�Hボーイスカウトは団体訓練ですか？

強制的な団体訓練はいっさいしていません。ひとりひとりの長所を伸ばす個性教育が基本です。綿密に作られた教育プログラムにより、仲間との楽しい活動でも技能の修得でも、自分たちで考え、自分の意思で行動する、自発性と自立心を養うのが目的です。

�Iボーイスカウトのいいところは何ですか？

スカウト経験者より：幼い時からボーイスカウトに入っていましたが、中学・高校と進学しても子どもの時から一緒に活動していた友達が多く、また大人になってからもかつての指導者の方々とも親交があり多くの人間関係が築けた。 保護者より：活動の中から自分のこどもの成長する姿を客観的に見られるようになったし、学校や家庭では見られない部分を見ることができた。